倭月愛々 過去ログ

 

2004/04/04 (日)

目覚めてみれば。。。

当然のごとく、小さな町に何万人も集まれば、宿はないので、白樺湖の奥、女神湖の別荘地にあるとある組合の保養施設に泊まる。
前夜、月明かりに粉雪が舞って幻想的だった。
一抹の不安を抱きながら床につく。
起きてみれば、一面の銀世界。
宿の主に訊くとまだスキー場もオープンしているという、、、
とほほほほ。。。

借りたレンタカーがたまたまスタッドレスを履いていたので助かる。
しかし、除雪もままならない急傾斜地の別荘地。
宿はいちばん奥まったところにあるので、念のため別荘管理会社の四駆に牽引してもらう。

国道、県道はそれなりの交通量で路面が見えていたので、強気に奥蓼科の湯を頂きに行く。
渓流沿いのいくつかの温泉宿を目指すが、枝道にはいると狭く傾斜のきつい道が多く断念。
地図で調べて、県道沿いから徒歩でのアクセスが可能な明治温泉を目指す。
この道は明治温泉にアクセスするための街道で、温泉に至るまで石仏の観音様が一里塚宜しく並んでいるところが楽しい。(湯治客が完治のお礼に順に作っていったそうだ)
県道から入り口に小屋があって宿への直通電話が引いてある。バスで来る客を迎えに来たり、冬場は県道に車を置いてやってくる客へ心遣いか。
僕らも、車をここに置いて、インターフォンで営業を確認する。

徒歩で、渓流沿いの急坂を下りていくと、滝の脇にへばりつくようにして建つ宿が見えてくる。
思っていたよりも大きな宿。

滝となって流れる渓流を見下ろす素敵な風呂。
熱めの湯と冷泉(源泉)と露天風呂(窓がないだけで屋根はあるからこの表現は微妙だが絶景。冬は窓が付くから内風呂になる)があって、ぬる湯好きの僕には露天風呂が楽しめる。
冷泉に是非入って下さいということなので、意を決して入ってみる。20度ちょっとあるらしいのだが、身体を沈めるのにそれはそれは勇気が必要。
いったん身を沈めてしまえば大変気持ちがよい。
さすが源泉。濃厚に鉄の味がする。砂が敷き詰めてあるのかと思うくらい大量の湯の花。
ぬる湯、あつ湯、冷泉と渡り歩くといつまでも入っていられる。というか、出たくない。

宿の主が水を撒いて作った氷柱も美しい渓流の眺め。
雪がないときに、この渓流を散策してみたい。
あ〜〜〜ごくらくごくらく。
当日朝までに予約しておけば昼食を座敷で取ることも可能なようなので今度は試してみたい。
というか、次回は宿泊してみたい。
広いロビーにびっしりと並ぶ書籍がけっこうそそられるタイトル。

宿の近くにある御射鹿池(みさかいけ)。
人工池なのだが、幻想的な美しさ。
諏訪大社の鹿狩り場を由来とする名もナイス。
東山魁夷がこの池をモチーフに画を描いたのもうなずける。

諏訪に下り、下社の秋宮へお参り。
出雲大社には及ばないものも立派な注連縄のある神楽殿。
ご神木が本尊のためこぢんまりとした拝殿しかないのも好感もてる。

来週の下社の御柱に来れるかどうかわからなかったのだが、例の木落としの会場だけはロケハンしておこうと行ってみる。
すげぇ
スキー場の上級者ゲレンデだよ。20から30度ある。
下の国道を走る車が小さく見える。
途中まで下りてみたが、雪でぬかるむ足場でとても無理ということで引き上げる。

春宮にもお参りを。
秋宮と同様の構成の境内。拝殿も同様にシンプル。しかし、独特の威圧感がある。
伊勢神宮とかに通じる空気。

すっかり冷え切った身体を暖めてくれる宿場の外湯。
下諏訪では新しい施設の湯である児湯。
開放感はないながらも露天風呂があるので、ぬる湯&露天すきの僕には文句なし。
250円という料金もね。

で、岡谷名物の鰻を食べて帰る。

結局、往復とも下道。

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