倭月愛々 過去ログ

 

2004/04/03 (土)

御柱祭

ovaの和田峠でのパーティーで訪れてから、行くたびに何かグルーヴを貰える不思議な土地、諏訪。
中央道でも必ず諏訪湖サービスエリアで止まるほどの諏訪好きになってしまいました。
諏訪大社がまたまたすんごいナイスグルーヴにあふれている。湖はさんで上社と下社にわかれ、それぞれが前宮&本宮、春宮&秋宮という社に分かれ、合計で4社で諏訪神社をなしている。僕はとくに上社の雰囲気が好きで何度となく立ち寄っている。
本尊は社の森のご神木というのがまた素敵!
そんな、諏訪のお祭り御柱に行ってきた。
下道好きなので甲州街道を夜通し飛ばして5時間。ほとんど情報を持たずに行ったので、まずはロケハン。御柱の曳航の出発点から行ってみる。
里からえらい入った八ヶ岳山麓の別荘地の一角からはじまる。

そこから曳行路を追っかける。
おおお!これが御柱か
でっけぇ〜〜〜〜

二日かかる御柱の山出しの一日目がここで終わり御柱が休むという意味の寝神宮(子の神)、小さいながらも凄く素敵な空気あり。

途中まで気付かなかったが、道にくっきりと御柱の曳行跡が。
何本か通ったところは凄いことになっている。

今日の見せ場の一つ、木落としの上部。

木落とし始まる3時間も前から進軍ラッパや木遣り歌で盛り上げていく。

木落としの上に着いてから1時間かかってゆっくりと上ってくる。
V字のメドデコが左右に揺らされながら落ちはじめるバランスまで進む。(ちょうど、木落としの頂点でシーソーのようになってから滑り落ちる)
見せるための祭りになる過渡期なので、警備は混乱、仕切る人も6年ごとなのでノウハウなし。観客と引き子と警備がごちゃごちゃのカオスになって御柱の木落としを楽しむ。
引き綱が100メートルくらいあるから引き子の数だけでも相当。もちろん触ってるだけの人も多数。

無事木落とし終えて、記念撮影。このメドに上れることことはさぞ栄誉なことなんでしょう。
これがお宮ごとに4本あるので8本繰り返される。(氏子の住む地域を8カ所に分けて3日かけて運ぶ)
ラッパ隊が甲子園よろしくラッパを吹く。入れ替わりで、子供が木遣り歌を張り上げる。木遣りも何チームかいて、ひとり、むっちゃ上手い人がいる。喧噪の中100メートル先からでもその声は届く。むっちゃ気持ちいい声。

中央線のガードをくぐるためにメドデコを外す。
それにしても、けっこうな急斜面。来週の下社の木落としに較べれば落差も小さいがすげえよ。これ。

これが引き綱。ふってぇなんてもんじゃない。
つなぎ目はこの2倍の太さで、人が乗ることもある。
もちろん、これを直接握るなんて無理なので各自荒縄を用意して、この縄に巻き付けて引っ張る。

そして、上社の山出しハイライトの川越え。
午後から風が吹き込んで凄く冷えてきた。
日陰は雪がまだ残るぐらいだから、この川は雪解けの切れるような冷たさのはず。

両岸を埋め尽くす人人。
木落としの時もそうだったんだけど、予定よりもかなり遅れて進行。川越しにいたっては4時間も遅れる。
待ってる人はいらいら。
あげくに、こっちは何時間も待ってるんだ。はやくやれ!とか罵声が飛ぶ。
有り難い場を見せて頂いているという気持ちをなぜもてないのでしょう。
4時間(まぁ場所取りはその何時間も前からやってるんだろうけど)待てない人って可愛そうで可愛そうで。挙げ句に客同士見えないから座れだなんだで至る所でもめはじめる。
とてもファックな空気。なにしに来てるんだかなぁ。。
でも、そういう中でもマイペースにゆるゆると祭りは進みそのナイスなグルーブに哀れな空気はかき消されていく。

川越し前に木遣り隊から声援を受ける。
ここは子供木遣り。
嵐の前の和やかな時間。

今日のお礼に上社の本宮、前宮にお参りする。
これが間もなく6年間(数えで七年)の勤めを終える御柱、前宮一之柱。
神域の四隅を結界している。
天井があるように見えてくるから不思議だ。

この日の模様はLCVのライブ映像で。
LCVというこの地域のケーブルテレビ局は3チャンネル使ってライブ中継。すげえ。

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