2003/12/07 (日)

早川町

2000人のホームページの取材のために、前夜に早川町に。
コンサートがあったLand Rover キャンプ場にそのまま泊まる。

アイロン朝から林をあちこち探索しては戻ってくる。

キャンプ場の入り口の柳島集落甲斐犬を連れてきた。
このキャンプ場に毎日遊びに来るらしい。

いつも、柳島で遇うとさっと物陰に隠れて顔半分だけ出してるのでここまで近寄ってくれたのははじめて。

この歴戦の勇車が気になるようで何度もぐるぐる回る。

わたしにも朝ご飯下さい。

おいしそうな牡蠣雑炊くれ!

上流研の大将鞍打さんの2人とも仲良し。

取材

今日の取材早川集落。山村の多い早川町では珍しい豊かな水と日当たりの良い田畑を持つかなり豊かな集落。
のどかな雰囲気が漂う。

あまりに暖かいので外でそのままインタビュー。
暖まった地面でいねむりモードの犬。

ほんとうに暖かい。

かのし会

取材が終わり山の幸をおすそわけ頂けるということでさらに上流の上湯島集落へむかう。
早川町の最奥部の西山地区にあるため同じ町内でも空気が全く違う。その西山地区の猟師の集まり「かのし(このあたりの方言で鹿)会」の猟の後の宴を小屋でやるのでお邪魔させてもらう。

ことしは鹿がかなりの数下りてきているようで、今日も2頭。すでに2頭目を捌いているところだった。

獣の臭いがあふれ、がたいのよい男がたくさんいるのでちょっとおびえ気味。

みな、それぞれ猟犬を飼っているので犬を見ると集まってくる。
この西山地区は山向こうの旧芦安村(南アルプス市)とともに甲斐犬のふるさと。
もちろん甲斐犬という呼び名は外の人がつけた名なので、この辺の人から「これ甲斐犬?」と聞かれることはない(もちろん、こんな柄の犬が当たり前だから珍しくも何ともないってのもある)。ちなみに、地元の人は地犬(じいぬ)と呼んでます。

宴はじまり、アイロンもちょっとしたごちそう頂く。

猟から戻らなかった白根館の犬が帰ってきた。
まだ、2歳になったかならないかのアイドル犬。

アイロン、9ヶ月ぶりの再会。

檻越しだけど、盛り上がる。

メスはやっぱり可愛い顔してる。

事故

このあと、トラックからアイロンを下ろし僕がしばらくこの子をかまっているときに。。。。。

連れションに出てきた男どもに驚いてアイロン思わず車道に飛び出してしまう。
リードをうっかり手放していた。
そんなときに限ってたまにしか通らない車が。
しかも、普段人気のないはずの場所だからかなりのスピード。
ヘッドライトにアイロンが吸い込まれる。

バン!

かなりの大きな音。あ、死んだ。。。と妙に冷静に思った。
車はなかなか止まれず数十メートル先に。
キャンキャン!という鳴き声がして、止まりかけている車の下からもの凄いスピードではねられたところに戻ってくる黒い影。
猛ダッシュして駆け寄り抱きかかえてバイクの荷台へ。
まったく外傷なく、寝かせようとしても立ち上がってしまう。
左脚を上げている。
車の運転手が下りてきた。知っている人だったので「大丈夫でしたよ。ご心配かけてごめんなさい」と声かけて行ってもらう。
猟師の方々かわるがわる触診してくれ、骨折などのないことを確認してくれる。

あとで何度思い返しても奇跡としか思えない。
カミに感謝。
ごめんなさいアイロン。
ほんとうにごめんなさいアイロン。




翌日撮影の事故現場。
この横断歩道の手前ではねられカーブ入り口のところまで引きずられた。
右手にかのし小屋がある。

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