倭月愛々

五穀六感〜中目黒、鶴橋、日本、世界の方々に豊かな実りが訪れることを

2008年06月03日(火)

土徳 ?焼跡地に生かされて [倭月愛々 広島]

僕のルーツは広島県の江田島。海賊の末裔らしい。
村上水軍の流れを汲むらしいというのですけど、まぁそのへんはどうなんでしょうか。。。
天然の良港で海軍の兵学校(いまは海上自衛隊)があるので知られている。

神棚は家に設えたものの、御先祖様はなんとなくそのままイコンを置いてその辺りでお祀りしていた。
そろそろ、仏様と御先祖様をしっかりとお祀りしようと我が家の檀那寺である江田島の教法寺へ相談しようとgoogleで電話番号を調べてみると、「土徳」という映画のサイトがリストされた。
青原監督というドキュメンタリー畑の監督が自分のルーツ(=土徳)を求めて父をドキュメンタリーした映画 だった。

しかし、もう公開が終わっていて、なんとか見る方法がないのかと思っていたところ、ちょうど青原監督の新作が出たというタイミングに絡んでこの映画が日本女子大で自主上映されることになった。









映像作品としての技法はあえて?稚拙で少々面映いが、それをぶっとばすほどのライブ感
2時間以上の長尺映画にもかかわらずまったく時間が気にならなかった

広島ゆえに原爆、寺の家系ゆえに仏教という舞台が用意されていますが、それはネタに過ぎない
(これを反戦映画にしてしまうことは簡単ですが。。。)

監督は安芸門徒(浄土真宗)をテーマにすることがきっかけで生まれた映画といいながら、青原家は代々、寺の家系ゆえ、その安芸門徒の心のひとつであるわけですから、そのテーマを選ぶ時点で、遠まわしな自分という存在確認を始めたのでしょう
そして、父が病に伏すことをきっかけに父ともカメラを通すことで真正面に向き合うことができた

自分という存在が、いかに多くの人の縁、思い、代償の上に成り立っているか、一気にラストに向けて(しかし淡々と)収束していく

父の口からかすれる様な声で、力強く発せられた「土徳」という言葉がそれを端的に表現する、重い重い言葉だった

監督がこの映画を作った歳が、まさに今の僕の年齢で、僕はまだ、日本の文化の触りとかをうろうろとしているばかり
まだ、父と向き合うことに照れがある
そして、父、そして僕の存在に影響を与えた人々、文化や思想(=土徳)が知らないうちに消えていっている
一歩踏み込まなければと決意させてくれました


世代のギャップを埋めるために、日本の素晴らしい精神文化を理解するために、まず何をすべきか、ひとつの道を示してくれる映画です

■土徳オフィシャルサイト
http://dotoku.net/dotoku/index.html

Posted by 脇本秀史 aka 倭月(wacky) at 23時01分

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