2003/10/25 (土)
駿河台 前夜の、というか朝、スポーツニュースで狂喜乱舞していたのでのんびりと起床。 昼から目当ての松翁を目指す。 ソバリエの卒論で15軒の食べ歩きレポートが必要なので。 途中、せっかくなので久々の駿河台界隈を歩く。 18年前に通っていた校舎がまだ残っていてびっくり。 でも間もなく取り壊されるみたい。 2年間も居たんだよね。 タイガース、麻雀、パチンコ、ゲーセンばっかりの不良浪人生だった。 タイガースのハッピ来て予備校いかねぇわな。ふつう。
松翁 僕の大好きな蕎麦屋のひとつ松翁。 なんと言っても穴子と海老の天ぷらが活け締めでうんま。 いつもは一人なので甘辛2種あるツユのひとつしか選べないが連れが居ると両方楽しめる。 僕は田舎との合い盛り。連れは変わり蕎麦の合い盛り。変わりは菊花そば。この菊花そばだけ太めなんだけど甘口のつゆにぴたりとあって絶句もん。どのそばも、かなりの腰があって独特の歯ごたえがある。でも喉越しもよいのですよ。 そばとつゆのバランスではまつやに軍配と思っていたのですが、今日の来店でちょっと肉薄。 もちろん締めはそばがき。黄粉にする。しあわせしあわせ。 天ぷらも、そばがきも時間が掛かるものでゆっくり2時間の昼食。しあわせしあわせ。 店員がちょっと無愛想で不快。
ロンドンスポーツ アメ横にある爆安スポーツ用品店の支店が小川町にある。 500円スニーカーやら1000円ジャージやら。 巨大なダンボールに山盛りに盛られたジャージスェットパーカー。まさに掘り出し物。 店員に希望を言うとダンボールのそこまで掘り下げていって探してくれる。たのもしい奴等。 ってか、楽しい店。
で、そのころサブウェイは もちろん、夕刻の稼ぎ時なのに一人も客は居ない。 じろじろと中を見ると、店員が恥ずかしそうに下を向く。 今日一日仕事は晒し者になることだったようだ。
日本サブウェイのパンに未審査の遺伝子組み換え微生物
かんだやぶ 思わぬ寄り道(でもないか)ですっかり暗くなって到着。 このすぐそばにまつやがあるため、めったに食べに来ること無いのでちょっと新鮮。 この店内までの取り付けの風情なんかは観光客じゃなくても盛り上がる。
せいろうと蕎麦寿司を頼む。 記憶していたよりもぐっと細めの麺。この緑色はクロレラだと店主堀田さんは以前教えてくれた。 茹で加減が絶妙で、すする時の感触はしっかりとハリがあるのに喉越しは柔らかい。 つゆが甘味かつを塩味が順に口の中に拡がり、たいへん美味しい。 やぶっていまいちという印象が一気に吹っ飛んだ。以前感じた水切りの悪さはここの麺が水を含ませた状態で供さないとならないので、そのために濃いツユを用意しているということで今日はそれを納得できた。 寿司は海苔が香り高く甘めの干瓢も僕好み。これお土産にすると喜ばれるはず。
まつやの先々代がやぶよりの指導でいまのスタイルになったことを踏まえてこの両店を較べると確かに客捌きから蕎麦、ツユも近いことが良く分かった。 たぶん、いままでのやぶの低評価は、まつやと似た(とういうか師弟)ところにあるんだろう。
やぶの名物の帳場。この人の美声を聞きたくて追加注文したくなる人ぜったいいるはず。 せいろぅ〜いちまぃぃぃぃ〜〜〜〜〜ぃ(百人一首調で) 厨房に通すから「通し言葉」というらしい。
まつや で、締めはやっぱりまつや。 もう言うことありません。 好きです。 今日は蕎麦のレポートのはずなのに、僕はカレー丼。 ここのカレー丼好きなんです。 もちろんカレー南蛮も美味いんだけど、御飯に乗ったのが好きなの。 もちろん、連れの盛りをまず食べさせて貰ってから食べましたよ。鳥わさも絶品。そば湯に脱力。
竹むら 別腹の締め。 僕は迷わず粟ぜんざい。 ウチで作ってもこの甘味と粟のバランスが取れない。 何杯でもいける美味さ。
幸せな一日でした。 ごちそうさま。
それにしても連雀町の一角は奇跡的な場所です。ありがたや。
|