倭月愛々 過去ログ

 
2003/09/17 (水)

富士吉田
寒さで目が醒めると夜が白み始めていた。
20年くらい前に麻雀合宿で1週間来て以来の河口湖へ。
廃な感じが好きな僕はもちろん迷わず河口湖遊園へ。
あいかわらずいい感じ。
ここのプールの脇がきれいに整備されて芝生になっていた。

富士急ハイランドのジェットコースターたちあまりにも楽しそうなので、心惹かれる。
どどんぱ〜〜〜
先日の後楽園以来どうも疼きすぎ。

富士山レーダードームが退役したってそういえばちょっと前にニュースで見たかも。
山を下りて道の駅「富士吉田」になる予定。

富士急ハイランドはぐっとこらえて忍野八海へ。
これまた15年ぶりくらい。
以前来たときは綺麗な水と景色に感動したものだったが、土産物屋にがっちり囲まれた景色はがっかり以外の何者でもない。
この15年で景色が変わったわけではないのだから、自分の感覚がこんなに変わったのかと驚く。
ということは、こんな下品な景色が受け入れられている現実を否定することにちょっとしたためらいを感じるべきなのか。

ちょっと離れた小川や相模川の源流の辺りの方が素敵な景色が拡がる。
以前来たときに生まれて初めてほうとうを食べていたく感動したことを思い出す。八海にあった店のはず。
自分の味覚の変化もついでに調べようと思うがあえて止めておく。

10:00 桜井うどん「冷やし」 キャベツうどんの元祖らしい。さすがにキャベツ細切り甘くて美味い。麺はもっちり やや芯あるかんじ。がっちりいりこだし。どうも早い時間のため味噌スープが出来ていなかったので本来の出汁ではないみたい。

10:30 たけ川「肉うどん(並)」 細目のほうとうといった感じ。しかもかなり長い麺で、芯がはっきりとあります。海草のかおりがするいりこ出汁。肉うどん食べたが牛肉がしぐれ煮っぽくけっこう臭みある。揚げ滓と摺り種(唐辛子をすりつぶして油につけたもの。ラー油のカスみたいなもの)がなかなかうまい。

11:00 美也樹「冷やしきつね」
黄色がかったつるつる弾力麺。一本で耳と真ん中で太さにムラがある麺だが耳の方でも茹ですぎの感無く弾力あるのは流石。鰹出汁が利いたスープ。蕎麦屋の出汁に近いので山葵・葱・大根おろしが良く合う。茹でキャベツがちょっとくさいのが残念。今回の中ではだんとつのうまさ。

11:30 白須「温かい(小)&冷たい(小)」 どちらでも出汁は同じ。いりこ出汁でしょっぱい。キャベツが大量。麺はオーソドックスな吉田うどん?冷やしは固い小麦粉臭いかたまりでいまいち。ロケーションの勝利かな。摺り種(南蛮という人も)がうまい!自信があるのか販売もしていた。

というのも、富士吉田のうどん屋今回6軒回ったが、どこも生活臭が満ちあふれた(というか自宅の居間兼用)店が多く昼だけの店がほとんどで、讃岐と似ているようなのだが微妙に違う。片手間感というのかなぁ。。
この白須がその典型なのかも。看板の出ていない民家の玄関を上がると、広い居間が客席になっていて左手に広い調理場とカウンターがあってそこで注文して受け取り客席に着く。
讃岐うどんを80店回った身にはある意味もの足りないセルフです(笑)

開店間際なのでまだ準備が出来ていなく、15分ほど待たされる。芸能人やレポーターのサインがなければただの居間。仏壇やら額やらがあって知らない人の家に踏み込んでしまった居心地の悪さ。

居間と廊下を挟んで調理場兼カウンター。夫婦二人が働くには広すぎるだろう。最近改装したような感じで清潔感溢れる。

富士吉田のうどんは名古屋の山本家の味噌煮込みうどんの麺をイメージして貰えればいいと思う。
もちろん店によってはゆるゆるの麺(ほとんどほうとう)だったり夕方行くと死に麺だったり、ちょっとした讃岐体験出来る。
おもしろいうどん文化の町。
美也樹と桜井は再訪したい。

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