倭月愛々 過去ログ

 
2003/09/04 (木)

早川町
山菜取りの際に通り過ぎたのみの山奥の集落を回る。
ゴールドラッシュ、ダムラッシュの名残が残る集落を回る。

山道を走ること10キロほど。
ようやく最奥の集落長畑へ。
早川町は昭和のはじめまで焼畑農業が残っていた地。
この町に来るまで日本で焼畑が行われていたことを知らなかった。
この集落を抜けると静岡市へ抜ける山伏峠へつながる急な林道。え?静岡市???さすが、日本一面積の広い市。

長畑の手前の稲又集落を通ってびっくりした。
緩斜面にびっしりと育った雑穀の数々。ヒエ・粟・紫蘇・キビ・トウモロコシ・ソバ。。。。
ここはその筋には有名な日本でも数少ない雑穀栽培地なのだそうだ。

帰路、ヴィラ雨畑という町にいくつもある廃校跡に建てられた施設(我々が止まっている交流促進センターもそのひとつ)のひとつに温泉が出来たというので立ち寄る。
隣の硯匠庵なる硯の展示館ものぞく。この雨畑川流域は金山として開発が進む課程で良質の硯石が見付かり雨畑硯として有名。粒子が細かく水持ちがよいのが特徴。
雨畑湖というダム湖を臨むテラスが気持ちよい。

肝心の温泉だが、まだ整備途中か本館から離れまでの通路が運動場から丸見え。風情がない。露天風呂はないがテラスがあるので十分開放感がある。テラスの目隠し方法をもうちょっと工夫すればもっと開放感があって文句無しなんだけど、、、湯もぬるめで僕好み。建物のデザインが不評のようだが僕は落ち着けて良いと思った。観光地の風呂はこのぐらいの過剰なデザインの方がかえって良いと思う。非日常空間として。

町民塾
取材を終えた後も滞在していた目的の一つ町民塾がついに開かれる。会場はまたまた廃校跡の温泉宿泊施設ヘルシー美里生態計画研究所の小河原孝生氏が講師。スライドショーによってわかりやすく新潟県高柳町の町おこしがプレゼンテーションされる。これを見た人なら誰でも行ってみたくなるであろうという素敵なもの。もちろん町そのものも魅力があるのでしょうが、小河原さんの町への愛情とハードではなくソフトを重視した町おこしを勧める姿勢が美しいのだと思った。
終わったあと、小河原さんを囲んで軽い呑み。こちらの質問に的確でわかりやすい答えがポンと返ってきてどんどんファンになっていく(笑)

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