倭月愛々 過去ログ

 
2003/01/31 (金)

土井善晴の独り言から
知り合いのチャイニーズのお母さん先生が、なげいていました。テレビ番組で子供達に餃子の作り方を教えてほしい依頼があり、「喜んで」とおこたえしたところ・・・詳しい話を聞けば、番組の中では、子供達に白いコックコートを着せて、プロの調理場に入り、プロの料理人から餃子を習う設定ししたいらしい・・・「日本の子供達は、お母さんからお料理を習わないのですか?子供達がプロから料理を習うというのはおかしい・・・プロの職場を見学することと、お母さんから料理を習うというのは、意味が違う」と断られました。これが親として、必要な信念で、生活文化です。
おいしいもの研究所

テクノロジーの進歩によってかなり深い情報や舞台裏にまでアクセスできるようになり、おかげで僕ら素人でもある程度のレベルまで手軽に届くモノゴトが多くなった。だからこそ、プロの凄さを実感できるはず。
プロに対する尊敬と彼らの産品を買うという行為の持つ意味を日々意識して行かなければと。

あと気になるのが、フリースタイルという名の素人の言い訳。
無手勝流というのは一通り修行を終えた者こそが辿り着ける域じゃないのか。
そうそう、Red Bookのオーナーのエッセイにまさにそんなことかいてありましたね。物創りには正解があるんだと。



※落ちていた2002年の12月26日分を上げなおしました。

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