2003/01/30 (木)
CANOVIANO お昼ちょっと前に南風食堂のネェが電話かけてきてお誘いを受ける。 もちろん、ハプニング大好きなのでお供する。 どうしても食べたい気分なのォなモードなんだって(笑) イタリア料理ってもう5年くらい忘れてしまってる世界なので店名きいてもぴんとこない。家では作るけど。。。 しかも、、、、 代官山はアドレスできてから、僕にとってdeathな街なので旧山手のヒルサイドパントリーまでしか普段は行かない。 たまにbonjorか。俊くん居るから。 ちょっとお上りなモードで普段目に留まらない綺麗なお店の数々を溜息混じりに眺める。
お店に到着。1時すぎ。 店内はシンプルなんだけど、ちょっと気障っぽい。しかもメートルがまた気障目なんでやば〜。 ちらほら空席があるが、ちょうど2回転目に入ってる感じ。 ネェが予約したので僕の椅子を引いてくれたのがちょっと恥ずかしい。 案内された席がサービスと厨房の両方が見えるところだったので不慣れで未熟なサービス達が目立つ。 もう明らかにバイトですみたいなオーラで、それはそれでこの店の若々しさの演出なのだろう(か。。。ちがうやろ)
メニューが秀逸! 素材の組み合わせが書いてあるだけなんだけど、もうそれだけでよだれ出てくるのよ。すごい。 九条ネギとしらすと春キャベツのスパゲッティーノ どーよこれ!! メニューだけで逝かせてくれるって時点でありあり。 4000円のランチコース。 鮪のカルパッチョ(水菜うまい!)・あいなめとからすみ(濃厚!!)のアンチパスト・しらすのスパゲッティーノ・赤茄子と焼鯛・子羊の背肉のステーキ・デザート&コーヒーと僕でも満足行くポーション。 良い素材のパワーをそのまま活かした料理。 パスタの茹で加減、魚・肉の火の通し加減がしっかりとしてる。 味付けが繊細すぎて、食材の組み合わせと分量を食べる側が考えながら食べないとただの野趣溢れる料理になってしまう。 デザートが勝手に選ばれてしまうところちょっと残念。 でも、口に入れた瞬間の重みを感じるくらいの濃厚な味わい(甘みではない)が、後味になるとあれ?って思うくらいさっぱりとする仕立ては脱帽。 料理に関する説明が毎回聞き取りにくくていらいらする。(これってほんとに良くあることだよね!!!!)
ふつうにイタ飯食べに行こうと言って連れてきたら恐らくしくじるでしょう。 日本人のイタ飯イメージからは外れた軽くて繊細な料理(寸止めの美学)。 ある意味食べる人を選ぶ料理です。 ランチ4000円というハードルの高さもその辺りから来ているのかも。 僕はリーズナブル一歩手前に感じました。 志ある料理です(なんて僕に言われたくないよねぇ)
入口に「すてきにごはん」の本があったので、後で気が付きました。 10年前の渋谷全盛時代にあったピカイチのレストラン「ビゴロッソ」やってた人なのね。 大きく納得。
そうそう、サービス料取られません。 ぽっきり4200円でした。 それで、バイト面なのかぁ。。。(笑)
たまに行くならこんな店ですかね。 最近の僕の身の丈ではラベットラで十分といったところか。
パロマハム で、店でたらもう4時。夕暮れモード。贅沢なお昼。 ネェと駅前の本屋に。 本あんまり読まないのでたまに来ると楽しい。 ある建築雑誌が柿渋の特集をやってるので慌てて手に取る。 やっぱり、みんな来てるのねぇ。 で、一緒の特集で漆もやってるのでおおおおお!とか唸りながら見ているとなんか見たことある顔が。。 勝野+ヤギ夫妻@Love the Lifeでした。 先日、しょーもないお願いをまたまたしてしまった際に美濃や木曽やばいねぇのシンクロがあったのはこのことなんですねぇ。 ほんと素敵な二人。
そのまま、 ヒルサイドパントリーに行く。 夜食用の胡麻の天然酵母パンを買い、プロシュートの切り落としがセールになってるのでもちろんゲット!安い! 店長さんがネェの知り合いと言うことでミルクコーヒーをご馳走になる。バニラが利いておいしい。コーヒーだめなお子さまの僕にもオッケー!
で、ネェと別れてデプト覗いて帰る。 金曜日と勘違いした僕は支払いをひとつ忘れていたと焦り、袋を玄関に放り投げて銀行へ。 木曜だったとATMで気が付き苦笑いしつつ戻る。 アイロンがやたらと甘えてくる。 めったに舐めるコトしないのに手をべろべろ。。
ふと、床を見ると。。。。
紙のトレーとラップが散乱。
やられた。。。
後日談: 翌朝、ベランダで吐いてました。 あんなしょっぱいものたっぷり食べたんだからねぇ。 人でも喰えないわな、あんな量(笑) アホ犬。
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