倭月愛々 過去ログ

 
2003/01/19 (日)

やばいよこれ!な感じ
前日grafの上のギャラリーでやってる澤さんのエキジビションの一環で大竹伸郎がトークショーに行った。。
レコ屋行ってラーメン屋で一杯引っかけて遅れて到着のゆるーい感じ。
しきりに、2000円払う価値あるのかということを気にしていた。
そのために、わざわざ手作りの缶バッチをお土産に用意してくるあたりが素敵。
現代美術にとって珍宝館をはじめとするジャンクアート(僕の意訳ね)をどう評価すべきか、どう向き合うべきかを考えて全国を巡った話がぐっときた。

無性に食べたくなる牛丼のように、べたなモノの持つパワーとどう付き合うべきかって大切なこと。
みうらじゅんとかもそうだけど、そういう共通の視点とそのやばい!感を無視しない蓋しないこと、おもしろがること、おもしろがる自分や友人を面白がること。
これは一時世に溢れたVOW的な面白がり方とは依って立つところが決定的に違う。

この田舎のパブの扉がやばいのも、そこに狙いや衒いが純粋に昇華されているところにやばさがある。
おなじ仕草を役者馬鹿と馬鹿な役者が演じると全く違う届き方するということ。

インターネットはまだしも、街にえせカフェ・なんちゃってギャラリー溢れ、表現の場が増えハードルが低くなった「アート」の世界。
後者がパンドラの筺を開いた瞬間のようにどおっと飛び出してきて凄いことになってる。
付き合っていくだけでしんどいよね。
特にそれが友人であったりすると、料理ならうまいねまずいねって言えるんだけど、なんか言いにくい雰囲気ある。

フリーペーパーでなんか感じたモノってありますか?
みるのも正直うんざり。

でも、テクノロジーの進歩でぐっと敷居が低くなったおかげで世に出ることが出来た感性があるんだからそれはそれなんだけど、馬鹿な役者ほどシャレ通じないから小心者の僕にはほほ肉が筋肉痛になる試練の場。
幸いオヤジになったおかげで経済的・精神的に少しゆとりがあるので、やばい!と思わせてくれた表現に対して積極的に対価を支払える事がせめてもの救い。
でも、得てして役者馬鹿ほどお金を受け取ることをすっかり忘れていたりするから困ったものだったりして。。。
たかが、500円や1000円のシェアウエアなんだから金払おうぜって話でもあるんだよね。クラブにゲストで行くんじゃなくてちゃんと並んでフライヤー持参のディスカウント受けて入ろうぜ。ちょっと高くても志ある農家の野菜を買おうぜ(できるかぎり無肥料無農薬)。それが自分が気持ちよく暮らしていく投資。天に吐いた唾。

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