たしか、
エースやレオは人気が無くて、セブンが一番人気だったような。。
「ウルトラマン」の話です。誰が一番人気でしたか? 理由は「アイスラッガーを持ってるから」が大多数。「カラータイマー無いし、無敵じゃん」というヤツは結構マニアだ。 でも、「ああ?セブン? 冬木透のテーマ良かったよね。ジ・エコーズのボーカルも良いし。。」 なんて言うガキがいたら、即ゲットだぜ!! そうです。セブンって曲カッコいいと思いませんか?フリューゲルホルン・トランペット等々、ホーンが多用されていてですね。テーマ曲も良いけど、この曲↓覚えてません? ワン、ツー、スリー♪フォー、ワン、ツー、スリー、フォー♪ (コーラス:デューワーーー♪) セブンーーー♪ ああ、これって「ビッグバンド」では?では? ということで今回は強引にビッグバンドのオハナシ。。 まずは、 「一般的なジャズ」の構成。リード、ピアノ、ドラムに一人ずつの3人(トリオ)からホーンとパーカッションが追加されての6人(セクステット)が概ねです。「各楽器に担当1人」です。これに対しビッグバンドは「各楽器を複数人が担当」しています。リズム担当でピアノ、パーカッション。旋律・和音担当でホーン(トランペット、トロンボーン)、リード(サックス、他の木管楽器)といった構成。人数は10〜20人程度といったところでしょうか。 傍からみると吹奏楽ですね。それもその筈、ジャズのひな型は吹奏楽でした。1900年ごろ、クリオール(イタリア・スペイン系移民と黒人の子)達が南北戦争後、廃棄になっていた楽器を使い、マーチ・葬送演奏等を始めたのがジャズ(当時はジャズという単語は無かった)の始まりだと言われています。このような演奏形態でジャズはスタートし、人数を増してビッグバンドでの期間が長く続きました(スイング時代が始まる)。 その後ジャズは、ブギウギ、スイング、バップ等々を経てモダンジャズに辿り着きます。「ビッグバンド」は厳密にいうと演奏形態のことかも知れませんが、「ジャズ=モダンジャズ」という錯覚(=思い込み?)に対して「ビッグバンドもジャズである。というか源流」と考えても良いかと思います。 で、 ビッグバンドのどこが良いのか?と聞かれることでしょう。私はこう言います。 「大人数により繰り出される音のダイナミクスが良いのさ!!」 そりゃ人数も多いから最小の音量と最大の音量の差が大きいのは当たり前。これによって曲がよりドラマチックに表現されると思います。あと、モダンジャズ発生以後のビッグバンドの楽しみといえば、 「モダンジャズの名曲をビッグバンドで聞く!!」 カバー・編曲はジャズのオハコ。モダンジャズの旨みであった即興性を奪ってしまいますが、ダイナミクスが強調され、よりクラブ受けする曲も。モダンジャズ、ファンク・ジャズのカバーは良いですね(プラス、それがハウスにカバーされていることも)。 ちなみに、 クインシー・ジョーンズです。サクっとね。これは。ナイキのCMにも使われていたし。ビッグバンド形態のラテンです(もちろんボサノバも)。このまえタワレコで安かったので買いました。いまさら?とか言われそうですが持ってなかったんですもの。いいじゃないスか。ラテンですが、ジャズにせよ食べやすく咀しゃくされているところがビッグバンドの良さではないか・・・と。 他にも紹介したいモノはたくさん有りますがこれにて閉幕。じゃじゃん。 ===================================================================================== P.S. ビブラフォンの名手であり、MJQのメンバーとしてモダンジャズに多大な影響を与えたミルト・ジャクソン氏が先月、癌のために死去されました。享年76歳。ご冥福をお祈りします。 |
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