アイロンは2000年11月に世田谷区代沢十字路のアマノ動物病院にて売られていたところを友人のキタロウが買った。本人いわく7000円。(こんなかんじでしょう。)
当時、キタロウはヤサ無しで女のところや友人のところを渡り歩いていた。地球屋まわりをうろうろしたり、balanceの配布やったりもしてたけど。。。(最近は宇多田のビデオで侍やってたねぇ・・・)
12月17日に恵比寿のEAST GALLERYで開かれたOVAのスペシャル版(これむっちゃ良かった)にshow-changの使うターンテーブルやVJの使うプロジェクターなどの機材類を提供していたので、仕込みの手伝いと立ち会いに午後に会場入り。その日は代官山三宿食堂(現・恵比寿駅前食堂)がケータリングで参加していて当時三宿食堂のスタッフだったキタロウがうろうろしていた。空間デザインは2年前に自分が六本木で開いたとあるヴェニューの空間デザインを頼む予定で打ち合わせをしたことのあった板東君だった。ナイスガイ!そして素敵なデザインでごきげん。リハーサルも始まってこのパーティーがスーパーやばくなりそうなことを確信。
このまま、本番までうろうろとしていたかったのだが、その日はFRASCO
NITEのアビコ夫妻が牡蠣を持って遊びに来てくれるというので急遽牡蠣鍋パーティーをすることに。家に戻ろうと上に上がるとキタロウが。借りていた車を横浜に返しに行かないと行けないのだが、犬を連れているから面倒だとのこと。例のごとく安請負い。ウチで預かってやるよ。だって。(セキセイインコ以上の動物飼ったコト無いのに、、、、当時付き合っていた彼女が無類の犬好きだったので喜ばせようって腹もあったんだよね)
キタロウの車で家に送ってもらうことになり、車まで行くと後部座席にアイロンは居た。可愛かった。「なに犬?」「かいけん」「ふぅ〜ん??????」
アイロンは暗幕の切れ端のような黒布にくるまれ、首輪とリードがわりに洗濯ロープを巻かれていた。黒布は自分の尿の臭いが残っているとそれを便所にするという理由で洗濯もしてないので臭った。やっぱり動物を飼うのは不潔だなぁと思った。(これは後に大きな間違いだと気付きましたが、、、)家に連れて帰るとアイロンはしばらくうろうろとした後ベッドの上を居場所にした。鳴きもせず、おとなしくしているのでびっくりした。
例のごとくgoogleの御世話になる。「かいけん」リターン↓おおおお!「甲斐犬」かぁ。。。
天然記念物。猪狩り。猟犬。キタロウらしい選択だ(笑)
アビコ夫妻にトクさんが来る。その度にベッドから床にお漏らしをしながらうろうろ。まったく愛想無し。かといって、撫でても嫌がるそぶりも無し。しばらく様子見て自分に危害加えそうにないと分かるとうろつくのをやめベッドの上に。牡蠣鍋に盛り上がってうるさくしているのも構わずベッドのど真ん中で寝てる。
その後、なんどか預かっているうちにいつのまにか、ウチの子に。(本人も何度か預かったねぇ・・)
育児書ならぬ犬の飼い方の本を片っ端から読む。どうも過保護だったり、しつけの仕方がフィットしないものが多かった。息詰まっちゃうよ〜〜〜。
で、偶然店頭で見かけたのがこの本。「しつけの仕方で犬はどんどん賢くなる」 藤井
聡 。とっても理に適ってるし、飼い主のストレスも和らげる素敵な書。まじ救われた。
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